セサミンを効果的に摂取

セサミンを効果的に摂取

セサミンを接種するにはゴマ、ゴマ油、サプリメントを接種するという方法があります。推奨される1日のセサミン摂取量は10mgでよく3000粒と言われますが、これはゴマ約大匙1.5杯分で63kcal程です。ゴマには白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマと種類がありますが、白ゴマはセサミンの量が最も多く、黒ゴマはセサミン量とカロリーが最も低く加えて皮の部分に他の抗酸化物質も含まれていて、金ゴマはカロリーが最も高く香りが良い、などの特徴があります。ゴマはそのままだと堅い皮に覆われて栄養が取れませんのですり潰して使用する方が良いのですが、すりゴマは酸化しやすいので使う直前にすり潰すと風味も損なわれません。
ゴマは植物性の食品の中でも特に栄養が豊富で、セサミンと同様の脂溶性抗酸化物質のビタミンEも含まれています。ゴマは半分が油分ですが、それは体内で作り出すことの出来ない必須脂肪酸のリノール酸とオレイン酸で、悪玉コレステロールを溶解・排出・減少させるという働きをします。これらの栄養分はセサミンとの相互作用により更に働きを強めます。
そしてゴマ油では精製の際にセサミンの一部がエピセサミンと言う物質に、他のゴマリグナンも変化してより抗酸化力の強い物質になるので効率的に抗酸化作用を得る事が出来ます。
セサミンは1日で排出されてしまうので、毎日摂取することが望ましいですが、ゴマは消化が悪く、高カロリーなのでサプリメントを利用する事もおすすめです。サプリメントはセサミンと相性の良いDHA等が配合されている物もあり、自分の症状に合わせて選ぶ事が出来ます。

セサミンで錆びない身体

「身体が錆びる」と言う表現を聞きますが、これは活性酸素によって細胞が酸化することを指します。活性酸素は身体に有害な物とされる場合が多いのですが、本来は健康維持にとって必要な物質です。活性酸素は白血球から放出されて、体外からの細菌やウイルスを殺菌・消毒する役割を持っています。しかし増えすぎてしまうと身体に悪影響を及ぼすようになります。
活性酸素は不安定な状態の分子であり、物質から電子を奪ったり結びついたりなどして酸化させてしまいます。この活性酸素が細胞膜を構成する不飽和脂肪酸と結びついた場合、細胞の代謝が悪くなり老化していきます。その上細胞の遺伝子が傷つけられ、細胞が変異や死滅してしまう事もあります。そして活性酸素が血液中の悪玉コレステロールと結びついた場合は動脈硬化を促進させて血管を老化させてしまいます。酸化する事は老化する事と同じとも言われています。
本来、身体には増えすぎた活性酸素に働きかける抗酸化力があり、活性酸素に電子を供給して安定・無害化しています。その中心となる抗酸化酵素は体内で作られますが、セサミン等の食事などから摂取する抗酸化成分は、この抗酸化酵素の働きを助けて抗酸化力を高めてくれます。通常活性酸素は呼吸により発生しますが、紫外線やストレス、喫煙などから影響を受け体内の活性酸素は増えてしまいます。
セサミンは体内の抗酸化酵素を助けてその働きを持続させるものと、活性酸素の発生に反応して直接安定化させる二つの働きを備えており、数ある抗酸化物質の中でも強力な抗酸化作用があると言えます。

女性ホルモンとセサミン

セサミンをはじめとするゴマリグナンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするフィト・エストロゲンのひとつです。エストロゲンは女性ホルモンの一種で、女性らしさを保つ働きをする事で知られています。エストロゲンが減りホルモンバランスが崩れると、様々な身体の不調が現れます。特にエストロゲンの減少により、高年女性の更年期障害や骨粗鬆症の原因になる事が知られています。
フィトエストロゲンはこの減少したエストロゲンの代わりとしてや、ストレスや不規則な生活で乱れたホルモンバランスを整える為に役立ちます。骨粗鬆症や更年期障の治療にも役立ちますが、美容面で豊胸や美肌効果に一役買うという事でも利用されています。また体内のエストロゲン濃度が高まり乳がん発生の危険性が高まった時、フィトエストロゲンは抗エストロゲン作用を示して乳がんの発生を抑える働きをします。
フィトエストロゲンの働きは、本来のエストロゲンよりは弱い物です。しかし羊などの家畜がフィトエストロゲンの多量接種により不妊になった例もあり、過剰に取りすぎてもいけません。元々フィトエストロゲンは体内のエストロゲンに有害な影響を及ぼす環境ホルモンとしての側面もあるので、日常的に食物から摂取する程度では問題ありませんが、サプリメントを利用する場合は必ず用法・用量を守りましょう。
セサミンのフィトエストロゲンとしての働きはあまり着目されてはいませんが、これから研究が進むにつれてその意味での利用も増えてくるかもしれません。